ジョージア(グルジア)について
先日の大相撲初場所でジョージア(グルジア)出身の力士・栃ノ心が優勝しました。4年前ジョージアを旅行した時、現地のガイドがこう聞いてきました。
『日本の大相撲にジョージア出身の力士が3人いるのを知っているか?』
当時私は知りませんでしたが、ガイドはすらすらと3人の名前を挙げました。
『黒海、栃ノ心、臥牙丸』
黒海という力士はすでに引退しましたが、あとの2人は大抵の人が知っています。もともとコーカサス地方は格闘技の盛んな地域で、レスリングや柔道に強い選手をたくさん輩出しています。大相撲もかなりの人気らしいのです。ガイドは鼻をうごめかしていました。
ジョージアの産業は農業(ワイン、野菜、果物・・の輸出)、水力によって発電された電気の輸出、ミネラルウォーターの輸出等が主ということでしたが、以前は最大の輸出先だったロシアが関係悪化のため頼れなくなり、今は多方面に広げる努力をしているそうです。そう言えばジョージアのワインは日本に少しづつ入ってきています。我が家の近くの生協にも入っていますから。
若い人の仕事探しが困難なことはいずこも同じ様相ですが、その当時タクシーの運転手はほとんど大学出だと言っていました。
クタイシという街で市場を歩いていると、タマネギを売っていたおじさんが
『ヤポネ(日本人)か?』
と声をかけてきました。そして
『漁船に乗っていた時、サハリン、稚内あたりへ行ったことがある』
と言っていました。田舎の人々は非常にフレンドリーで、よく一緒に写真を撮らせて貰ったことを記憶しています。